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投資心理学

なぜFXで9割の人が負けるのか。プロスペクト理論とは?

投稿日 : 2019年10月28日
「FXで大事なのはメンタルっているけど、なぜなの?
「プロスペクト理論って?」

こんな疑問に答えます。

投資を行う方には必ず覚えておいてほしい「プロスペクト理論」。本記事では、人間の心理で損益に最も影響を与えるプロスペクト理論について詳しく解説しています。必ず克服しなければいけない部分ですので、ご自分の経験と照らし合わせてぜひご覧ください。

本記事の内容

1.みなさんならどうしますか?

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突然ですが、もし皆さんが今FXをしていてポジションを複数保有していたとしましょう。保有しているポジションは…

ドル円  (USD/JPY) +23,000円
ポンド円 (GBP/JPY) -46,000円
ユーロ円 (EUR/JPY) +18,000円
ユーロドル(EUR/USD) -33,000円

だとします。このあと相場はどのように動くかはわかりません。
こんなに同時に保有することもなかなかないかもしれませんが、仮に自分がこの状態でポジションを持っていたとしたら、この後皆さんはどのような行動をとりますか?

さて、初心者の人はどのように考えてしまうかというと…

「んー…ポンド円のマイナス46,000円は大きいな。戻ってくるかもしれないから様子をみて少しそのままにしておくか」
「ドル円とユーロ円は利益出てるし、まずはこちらを先に利益確定してもいいかな。」

などと考え、多くの人が先にドル円の+23,000円、ユーロ円の+18,000円を利益確定させてしまいます。ポンド円の-46,000円はしばらく様子見。少し待ってみようと放置してしまう人がほとんどです。

一見、利益を確定させているのだからうまくいきそうな気もします。しかし残念ながら、この考え方で取引をしていては最終的に資産をすべて失う可能性が非常に高くなってしまいます。もし、そのままポンド円がどんどんと含み損が増えていったら、あなたはすんなり損切りをすることはできるでしょうか?
まず初心者が克服すべき心理である「プロスペクト理論」。投資をする人の9割が負けてしまう最大の原因であるこの理論をしっかりと紐解いて理解していきましょう。

2.プロスペクト理論とは

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プロスペクト理論とは、2002年ノーベル経済学賞を受賞した行動経済学における理論で、アメリカの経済学者ダニエル・カーネマン氏と心理学者のエイモス・ドベルスキー氏の二人によって1980年頃から提唱された理論です。

どのような理論かというと、人は利益を求める場合では「確実に利益を手に入れること」を優先的に考え、損失を被る可能性のある時は「その損失を最大限に回避すること」を優先して考えるという行動心理のことです。

この理論は投資の世界では非常に有名な理論であり、株式投資、FX(為替証拠金取引)、仮想通貨、ギャンブルなどで勝てない理由がよく分かってきます。人間の心理の根本を捉えているため、気づかないうちにプロスペクト理論の罠に落ちてしまいますので、しっかり理解をしたうえで克服しましょう。

3. プロスペクト理論の本質

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合理的な選択ができない

プロスペクト理論の説明でもっと有名なコインゲームの例で説明していきましょう。
Q1.あなたは今目の前に2つの選択肢が提示されています。
選択肢A:あなたは無条件で20万円もらえます。
選択肢B:コインを投げ、表が出たら100万円もらえますが、裏が出たら50万円支払ってもらいます。
さて皆さんはAとBどちらを選択しますか?
多くの人がAを選択して確実に20万円を得たいと思うのではないでしょうか。きっと、コインゲームに参加して「100万円が手に入るなら魅力だけれども、裏だと50万円も支払うなんてことできない!」そう思っていませんか?

では実際はどちらがお得なのでしょうか。期待値を見てみましょう。

選択肢A
20万円をそのままもらえるので、期待値は20
選択肢B
(100万円×50%)+(-50万円×50%)=25 期待値は25

つまり、このゲームは期待値としてはゲームに参加するBのほうがお得ということが言えます。しかし、多くの人はAを選んでしまうのです。

人は損をするのがとにかく嫌い

コインの例からわかることは、人の本質は、「目の前に利益があると、その利益を確実にとることを優先する」こと、さらには「利益を得ることよりも損失を回避することを優先する」傾向があるのです。

人はとにかく損をすることが大嫌いで、利益を得ることよりも損をしたくない!と思っているんですね。この心理は利益を得たい欲望よりも2倍~3倍ほどあるといわれています。期待値としては、間違っていても不合理な行動をとってしまうんですね。

この心理のまま取引をしてしまうとどうなると思いますか?
仮に上記の例のように、ポンド円のマイナス46,000円の含み損を抱えていても、人は損失を確定し、「負け」を認めることがとにかく嫌いなのです(笑)つまり、いつか戻るかもしれないと、そのまま放置してしまう。すると、気づけば損切りできないほどに含み損が増える→強制退場ということになってしまうのです。

投資の基本は、利益を伸ばして損切りを素早く行う「損小利大」ですが、多くの投資家はこのようにすぐに利益確定を行い、一方で損切りができずに放置する「利小損大」の投資行動を取ってしまっています。

投資はテクニカル分析などの技術ももちろん必要ですが、それよりもどんな相場でも毅然と向き合えるメンタルや思考を持っていることが大事。「損大利小」から「損小利大」にどれだけ意識して変化させられるか考えてみてください。

感応度逓減性(かんのうどていげんせい)

プロスペクト理論

感応度逓減性(かんのうどていげんせい)とは、利益・損失が大きくなるにつれて、満足感や不満足感が徐々に薄れていってしまうという人間の感受性の性質のことです。

これは普段の生活にもよく当てはまることで、「毎日同じことをされると、ありがたみを感じなくなってしまう」経験はありませんか?人間は適応していく生き物なので、同じことが続いてしまうとその状態に慣れてしまう特性があります。投資においても、含み益や含み損の期間が長くなったりすると、その金額に慣れてしまい合理的な正しい判断ができなくなってしまいますので注意しましょう。

4. プロスペクト理論を理解して取引にいかそう

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ここまでプロスペクト理論を詳しく解説してきました。この心理は、通常であれば誰しもが持っている基本的心理であるので、普通にやれば相場というのは負けるようにできているのです。では、どのようにしてこれを克服していけばいいのでしょうか?

負けを繰り返してみる

裁量を試してみようと思っている初心者の方は、とにかく少ない額で結構ですので繰り返し取引を行い負けを認める練習をたくさんしてみてください。例えば、「0.01lotで100回取引してみる」「一定額の含み損が出たら強制的に損失を確定する経験を繰り返す」など、まずは経験を積み重ねていくことです。

特に含み損が大きくなってきたときに、キッパリと損失を確定させることができるかがポイントです。また、もし利益が出てきたらそのポジションを持ち続けてみましょう。建値撤退(ポジションを持った値段で決済し、損益0で終了すること)することも多くなるとは思いますが、その中で大きな利益を生むものが必ず出てくると思います。よく「握力」なんで言われますが、強くそのポジションを持ち続けられるかどうかも、投資をする上で重要なスキルです。

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実践と記録・検証

その場の感情で取引をするのではなく、自分でルールを設定しそれを実践すること。そしてそれを記録し、検証し続けること。当たり前かもしれませんが、初心者ほど手法に頼り、コロコロと方法を変え、その場の感情で取引をし続けています。

過去の検証で利益が出ることがわかれば、それを繰り返していけば資産を増やすことができますよね。自分で決めたルールを自分で守ることに徹底し、繰り返し取引をしていくことが最終的に資産を増やしていく方法だと思います。プロスペクト理論を理解し、その罠に陥らないように常に意識し、行動し続けていきましょう。

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