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FX初心者

FXの注文方法を知ろう

投稿日 : 2020年1月5日
「FXの注文方法って種類がたくさんあって何が何だかわからないな…」
こんな疑問に答えます。

FX取引では、状況に応じたトレードができるように、様々な注文方法があります。本記事では、基本的な注文方法をわかりやすく解説していきます。初心者の方は必ず理解しておきましょう。

本記事の内容

1. 成行注文

成行

成行(なりゆき)注文とは、現在の値段をみて「今、買いたい・売りたい」と思ったときにすぐに注文することができる注文方法です。FX会社によっては「クイックトレード」「プライスオーダー」と呼ばれる場合もあります。

成行注文は、リアルタイムで注文することができるので、とにかく早くポジションを持ちたいときに有効であり最も簡単な注文方法といえます。基本的には約定(注文が成立)しないということはありません。

成行注文での注意点としては、必ずしもその現在の値段と全く同じ値段で売買が確実に成立するわけではないことです。これをスリッページと呼びます。タイムラグや値動きが荒い状況では、成約された価格と多少の誤差が発生しますので知っておきましょう。

実際のトレーダーは、スキャルピングと呼ばれる手法で利用されることが多いです。スキャルピングとは、少しの値動きで売買を繰り返して利益を得る手法ですが、自分のタイミングですぐに注文ができるのでメリットといえます。ただし、FX会社によってはスキャルピング自体が禁止になっていたり、スプレッドが大きい場合は不利になる場合もありますので、利用するFX会社を調べておきましょう。

2. 指値注文

指値

指値(さしね)注文とは、自分の希望する値段を指定して買い注文や売り注文を出す方法です。現時点の価格ではなく、価格が変動して自分の希望する値段まで動いた場合にのみ注文が執行されるので、より有利にポジションを持つことができます。

例えば、現在は1ドル100円の値段ですが、これが円高に価格が動き「1ドル99円まで下がったら買おう」、円安に価格が動き「101円まで上がったら売ろう」といったように、値段を指定して予約しておく注文ということになります。

一度この注文をしておけばチャート画面に張り付いている必要はありません。価格がそこまでくれば自動的に注文が執行されます。自分の希望する値段で成約できるので大きなメリットといえます。しかし、指値注文をしておいても、その後希望する価格に結局来ることがなく、エントリーの機会を逃してしまうこともありますので、どの位置に指値注文をしておくかもポイントになります。

3. 逆指値注文

逆指値

逆指値(ぎゃくさしね)注文とは、指値注文と同じように、指定した価格になったら注文する予約注文ですが、今の値段よりも「安くなったら売り」「高くなったら買い」といったように、指値注文とは逆の注文方法になります。

初めて知る方にとっては、一見なぜそんな注文するの?不利になる注文方法?と思ってしまうかもしれません。しかし、現在ポジションを持っていて損失をなるべく抑えたいときには、非常に有効な注文方法となります。

上の図ならば、現在1ドル100円ですが、これが円高に動き、「1ドル99円に下がったら売ろう」、逆に円安に動き、「1ドル101円まで上がったら買おう」といった指値注文とは逆の注文方法なのです。

逆指値注文のメリットは、自分の思っていた方向と逆の動きをして含み損を抱えているときに損切りとして利用することができることです。自分の持っているポジションが含み損になり、その損失を受け入れて決済することを「損切り」と言います。逆指値注文を利用することで、この損切りをする値段を指定しておけるのです。

こうなったら負けを認めるという価格に逆指値注文を入れることができます。例えば、1ドル100円で売っていたポジションが、101円に上がってしまった場合、事前に101円に逆指値注文を出しておけば、自動的に買いの決済注文が執行されるため、1円分の損失に抑えることができるのです。このようにリスクを抑える取引を行うことで、資金を大きく失うことを防ぐことができます。

4. 応用的な注文方法

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初心者の方はここまで紹介してきた基本的な注文方法である「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」の3つを確実に理解しておけばOKですが、少し応用的な注文方法が可能なFX会社もありますので、有名な注文方法をご紹介します。

IFD注文

IFD(イフダン)注文とは、新規注文と決済注文を同時に予約しておく注文方法です。

例えば、今価格が1ドル100円だった場合、「99円で買う新規注文」と、「もし99円で買えたら101円で利益を確定する決済注文」を同時に出すことができるわけです。新規の注文が成約されなければ、決済注文は執行されません。また、この決済注文は、利益確定の指値注文だけでなく、損切りの逆指値注文としても行うことができます。

OCO注文

OCO(オーシーオー)注文とは、One Cancels the Otherの略で、2つの注文を同時に出し、片方の注文が約定したら、もう片方の注文が自動的に取り消される注文方法です。

例えば、今現在の値段でポジションを持っているときに、現在の価格より高い価格(利益確定)の指値注文と、現在の価格より低い価格(損切り)の逆指値注文を同時に指定することができるわけです。もちろん、どちらかが実行されれば、もう一方の予約は自動的に解除されます。

IFDOCO注文(IFO注文)

IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文とは、文字通りIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。別名「IFO注文」とも呼ばれ、「新規の指値注文」「決済の指値(利益確定)」「決済の逆指値注文(損切り)」の3つをまとめて注文することができる方法です。
新規の注文から決済まで、セットになっているので、あまりチャートを見ることができない人や寝ている間でも、自動的に取引を完結させることができます。また、指定しておけばチャートの変動に悩ませることがないため、メンタルが弱くその場の感情で取引してしまう人には有効な注文方法といえます。

5. 上級者向けの決済方法

最後にトレーダーが良く利用している上級者向けの決済方法、テクニックをご紹介します。多くのトレーダーが利用している方法なので、トレードに慣れてきたら試してみるのもいいと思います。

トレール注文(トレイリングストップ)

トレール

トレール注文とは、言い換えれば値段に応じて変化させる逆指値注文のことです。自動でトレール注文を設定できるFX会社もあります。利益をもう少し伸ばしたいけれど、最低限の利益確定をしたいという場合によく利用されています。

トレール幅を設定しておけば、自分の持っているポジションに利益が乗っていた場合、価格が変動してその利益が減ってしまっても、そのトレール幅の位置で決済することができます。もし高値(安値)を更新してトレンドが続けば、決済されることがありませんので大きな利益を得ることができます。

建値決済

初心者にオススメな決済方法でもう一つご紹介しておきたいのが、この「建値決済」です。これはその名の通り、建値で決済することです。自分が持っているポジションに利益が出始めたら、自分が買った(売った)値段の位置に逆指値注文をしておくのです。こうすれば、その時点で「負け」がなくなります。もし価格が変動してその含み益がなくなってしまっても、建値決済なら損失になることがないので、精神的に非常に楽になります。初心者には特におすすめですので、設定してみてください。