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FX初心者

世界の主要通貨の特徴とは

投稿日 : 2019年12月22日
「FXで扱う通貨に特徴ってあるの?」
「たくさん通貨があるけど、知っておくべき通貨は?」

こんな疑問に答えます。

本記事では、FXで扱う主な主要8通貨の特徴を詳しく解説しています。FX初心者の方はしっかりと特徴をつかんでおきましょう!

本記事の内容

1.世界の主要通貨の特徴

FX用語5

各国の通貨にはそれぞれ国での経済政策や投資家によって様々な特徴を持っています。今回はFX初心者が必ず抑えておきたい8通貨をご紹介していきます。基本的にはこの8通貨を押さえておけば問題ありません。しっかり特徴を押さえておきましょう!

通貨英字表記特徴
米ドルUSD世界の基軸通貨・取引量NO.1 
ユーロEUR取引量NO.2・値動き大きい 
JPY安定した価値・初心者向け 
英ポンドGBP値動きがかなり激しい 
豪ドルAUD資源大国・投資家に人気 
NZドルNZD豪ドルと似た動き・金利も魅力 
カナダドルUSD値動きが小さい・扱いやすい 
スイスフランUSD安定した価値・低金利 

2.米ドル(USD)

アメリカの通貨である米ドル(アメリカドル)は、取引量世界NO.1の通貨であり、世界の基軸通貨として扱われています。安定した価値を持っていることから、アメリカ国内はもちろんのこと、貿易や国際的な金融取引の決済にも多く使用されています。

米ドルは流動性が高く、取引量が多いため、相場変動は比較的小さめです。米国の相場材料で動き、ニュース報道などで比較的簡単に知ることができるので、日本でも情報を取りやすいことから、FX初心者にも取引しやすい通貨といえるでしょう。

かつては、「有事のドル買い」という言葉があったように、世界経済の異常事態や災害などが起きた場合には、米ドルが買われる傾向がありましたが、最近は「有事のドル売り」ともいわれ、このような事態の際は日本円が買われる傾向にあります。
この基軸通貨である米ドルを含む「米ドル/円(USDJPY)」などの取引をドルストレートといい、「ユーロ/円(EURJPY)」「英ポンド/円(GBPJPY)」などそれ以外の通貨と日本円の組み合わせをクロス円といいます。通貨ペアに米ドルが入ると素直な値動きになりやすい傾向があるので、FX初心者の方は、比較的ドルストレートの通貨ペアを選ぶとよいでしょう。

3.ユーロ(EUR)

EUに加盟する28ヶ国のうち、欧州統一通貨を採用する19ヶ国の経済圏(ユーロ圏)、非EU加盟国6カ国の合計25カ国で用いられている通貨です。ユーロは、米ドルに次いで世界第2の流通量を誇ります。外国為替市場では流通量が多い通貨ですが、EU圏内では多くの国で採用されていることから、それぞれの国のさまざまな要因で変動します。

通貨の特徴としては、まず米ドルが売られたときには、比較的ユーロが買われる傾向があります。裏表の関係性ですね。また、ユーロは1カ国だけで使われている通貨ではなく、欧州圏のユーロ加盟国の共同通貨です。そのため、1国の動きがユーロ圏全体に大きな影響をもたらす場合などは、特に大きな値動きを見せる傾向を持っています。よって、米ドルに比べて変動が大きいといえます。

トレンドが発生すると、一方的に動きやすい通貨でもありますので、逆張りよりは順張りでの取引が向いている通貨といえるでしょう。値動き自体は比較的大きいユーロですが、流通量も多いので初心者でも視野に入れておくべき通貨です。

4.円(JPY)

円は日本でのみ使われている通貨です。米ドル、ユーロに次いで世界第3位の取引量で、世界三大通貨の1つです。これを見ている方は日本人の方が多いと思いますので、日本に住んでいれば、様々な情報をいち早く手に入れることができますので、初心者にも使いやすい通貨でしょう。

円は国内の影響だけでなく、海外の経済指標にも大きく影響を受けます。最近では、「有事の円買い」とよばれ、世界経済の不安や異常事態が起こった際は、「安全資産」として、円が買われる傾向があります。

多くのFX会社は、この3つの通貨ドル、ユーロ、円をベースとした通貨ペアをメインの取引対象にすることが多く、これはこの3つの通貨が特に取引量が多く安定しているためといえます。

5.英ポンド(GBP)

主にイギリス(英国)で用いられている通貨です。かつては世界の基軸通貨として使われていました。現在では米ドル、ユーロ、円に次いで4番目に取引量の多い通貨です。この通貨は「殺人通貨」や「悪魔の通貨」と呼ばれることもあり、まさに「プロ向けの通貨」といえるでしょう。

超短期売買を得意とするプロトレーダーや個人投資家からは、効率的に利益を出すことができるので、とても上級者にとっては最も人気のある通貨です。

もちろんこのポンドの特徴は何と言っても荒々しい動きです。マニュアル通りの動きになりにくく、値動きも非常に激しくなります。比較的、投機通貨として扱われている為、短時間に上下に激しく価格が変動します。もちろん、FX初心者にはオススメしません。プロが最も戦場としている通貨ですので、まずはFXに十分に慣れてきてから取り入れていくべき通貨でしょう。

6.豪ドル(AUD)

豪ドルとは、オーストラリアで使われる通貨で、資源国通貨として非常に有名な通貨です。豊富な資源を有する国の通貨を資源国通貨といいますが、オーストラリアは、鉄鉱石などの鉱物・金属資源、石炭の輸出が世界第1位の輸出大国です。よって、原油・金などの資源価格から値動きの影響を受けやすい性質を持っています。つまり、金属資源の価格や石炭価格が上昇すれば、豪ドルも買われやすい傾向があります。

また、取引量は他の主要通貨に比べるとそこまで多くはありませんが、経済や貿易面では、中国を最大の相手国としているので、中国経済の影響も受ける通貨といえます。

豪ドルは他にもスワップポイントが高く、高金利通貨ともいわれていました。スワップポイント狙いの個人投資家もいたほどです。しかしながら、最近では金利も低くなっているため、スワップポイント狙いの長期保有はオススメしません。値動きは比較的大きいので注意が必要ですが、オーストラリアは経済状況としては安定しているため、現在でも人気の通貨です。

7.NZドル(NZD)

NZドル(ニュージーランドドル)とは、ニュージーランドで使用されている通貨のことです。こちらも豪ドルと同じで、資源国通貨と呼ばれています。オーストラリアと違い、原油や金よりも乳製品といった農産物価格の影響をより受けやすいという特徴があり、NZドルをみる際にはそれらの動向に注意する必要があります。
また、隣国であるオーストラリアや、最近では中国の経済状態の影響も受けることが多くなっています。値動きとしては、オーストラリアドルに比べれば小さいものの、豪ドルの値動きと連動することもあります。
FX初心者がNZドルを扱う場合に注意しておくべき点は、ニュージーランドドルは、世界の相場参加者が少なく資金の流動性も低い時間帯に経済指標発表が行われることが多いので、(日本時間の朝6時頃など)指標発表の影響を受けて大きな値動きを見せる事があります。内容によってはニュージーランドドルだけが暴騰・暴落する場合もありますので注意しましょう。

8.カナダドル(CAD)

カナダドルは、先進国でありアメリカの経済的な結びつきから米ドル相場に連動しやすい側面がある一方で、こちらも農産物や水産物、さらには天然ガスや石油などの天然資源を輸出する資源国通貨といえます。よって、資源価格や商品価格の影響を受けやすい性質がありますが、経済が安定しているため、値動きに反映されることがそこまで大きくありません。

唯一チェックしておくべき点としては、原油価格です。原油価格とは連動して推移しやすく、相関性の高いWTI原油という先物取引の指標は高く注目されています。全体的には値動き自体あまり大きくない為、比較的素直な通貨といえるでしょう。初心者にも取り組める通貨です。

9.スイスフラン(CHF)

永世中立国であるスイスの通貨であるスイスフランは、戦争など有事の際に買われるリスク回避通貨として知られています。日本と同じように「有事のスイスフラン」と呼ばれ買われることが増えています。意外ですが、ドル、ユーロ、円、英ポンド、豪ドルに次いで6番目に取引量の多い通貨です。基本的には値動きも安定しており、相場変動も少ない傾向があります。