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FX初心者

FXの取引時間を知ろう【時間ごとの市場の特徴】

投稿日 : 2019年12月17日
「FXっていつ取引できるの?」
「ヨーロッパ時間とかニューヨーク時間とかってどういう意味?」

こんな疑問に答えます。

本記事では、FXの基本的な取引時間と、それぞれの時間帯ごとの主な市場とその特徴について詳しく解説しています。

本記事の内容

1. 世界の為替市場と取引時間帯

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FX取引での為替市場は、世界中で為替取引が行われ、基本的には土曜日曜を除いた平日の24時間取引が可能な巨大マーケットです。日本の株式市場は、市場が開いている日中しか取引することができませんが、FXでは世界中の金融機関が時間を変えてどこかの市場が開いている為、世界中の人たちが皆同時に取引することが可能なのです。
日本時間の朝5時頃から、ニュージーランドのウェリントン、シドニー、東京、香港・シンガポール、ロンドン、ニューヨークへと市場が移動していきます。ただし、「外国為替市場」といってもどこか特定の場所や取引所があるわけではなく、あくまでその国の金融機関が開いていて「活発に取引されている時間帯」のことを指しており、明確な時間の分かれ目があるわけではありません。市場とはいっても世界中の金融機関がネットワークをつないで取引しているイメージです。

日本時間で考えるならば、月曜日の朝のオセアニア時間からオープンし、土曜日の朝一のニューヨーク時間で終了することになります。

世界の三大取引市場とは?

特に重要になるのが、世界の三大取引市場です。外国為替市場では一般的に「ロンドン」「ニューヨーク」「東京」の3つが世界三大市場と言われています。
先ほどもご説明したように、実際の取引所があるわけではありませんので、言い換えるならば、「9:00~17:00」「17:00~翌1:00」「22:00~翌7:00」の良く取引される3つの時間帯を指すということです。平日は24時間動き続ける為替市場ですが、取引時間帯によって為替の相場の動きも変化していきます。

複数の市場が被っている時間帯や、ロンドン時間(ロンドン市場)などでは、取引する利用者や投資家が増える為活発化します。逆に、主要市場が閉まっている時間帯は、取引する参加者が少なくなるため、やはり動きが鈍くなる傾向にあります。

サマータイム

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サマータイム(夏時間)とは、日照時間などを有効活用するために4月頃~10月末頃にかけて1時間時計の針を進めるという文化のことです。欧米を中心に採択されています。これにより、市場のオープンや経済指標などの発表も1時間ずれますので覚えておきましょう。日本ではサマータイムは導入されていませんので、変化はありません。
各国のサマータイム導入時期は以下のようになっています。
ウェリントン(ニュージーランド)
9月の最終日曜日~4月の第1日曜日
シドニー(オーストラリア)
10月の第1日曜日~4月の第1日曜日
ロンドン(ヨーロッパ)
3月の最終日曜日~10月の最終日曜日
ニューヨーク(アメリカ)
3月の第2日曜日~11月の第1日曜日
※ちなみに、ニュージーランドやオーストラリアなどは南半球に位置していますので、日本時間で冬時間の時に夏時間が、夏時間のときには冬時間が適用されます。

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ここまで詳しく説明してきましたが、基本的には24時間取引することが可能ですので、そこまで神経質になる必要はありません。各時間帯・市場での特徴を簡単に理解しておきましょう。

2. オセアニア時間

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市場の1日は、このオセアニア時間(ニュージーランドのウェリントン市場やオーストラリアのシドニー市場)からはじまります。ニューヨーク市場が終わった直後で動きが大きいわけではありませんが、月曜の朝だけは注意が必要です。仮に週末に大きな出来事があった場合は、大きく相場が動いて始まることがあります。(一般的に「窓開け」と呼ばれ、値段が飛ぶことがあります)

初心者の方は基本的には月曜日の朝は様子をみておくことをオススメします。ポジションを持ち越している場合は、週明けのこの取引時間帯に注意をしましょう。しかしながら、基本的に月曜朝を除けば市場参加者は少ないため、動きが小さい時間帯といえます。

3. 東京時間

日本

東京時間は、9:00~17:00頃の時間帯を指します。

ほかの時間に比べてレンジ傾向が強く、安定した値動きになりやすくなります。なぜかというと、東京市場は世界全体の取引高の数%程度しかなく、取引の多くを占める海外の投機筋や金融取引を活発に行う人たちが寝ている時間帯だからです。基本的には日本人やアジアの人が多く取引しているため、ドルやユーロ主軸の通貨ペアでは動きが少なくなります。日中の取引では、円が含まれる通貨ペアを取引するようにしましょう。

東京時間で比較的値が動きやすいのは、午前10:00前後です。9:55に「仲値(なかね)」と呼ばれる、銀行などの金融機関が両替や決済などに使われるその日のレートを決めるため、銀行などが動く場面も見られます。また、この時間帯にオセアニアの経済指標が発表になることもあるからです。しかしながら、それも変化としては限定的といえるでしょう。トレンドは出にくい時間帯といえます。

4. ロンドン時間

イギリス

ロンドン時間は、夕方17時頃~翌1時頃の時間帯を指します。
この時間帯からはユーロやポンドと言った欧州通貨が活発に取引され、ユーロ圏の経済指標がある時は特に活発になります。ロンドン市場だけでなく、パリ、フランクフルトなどのEU諸国の市場が開き、さらにニューヨーク時間とも重なってくるので、非常に活発になります。様々な国の市場が開いていくため、ロンドン時間は取引量も世界最大のマーケットとなっています。

ユーロが絡んだ、ユーロドル、ドル円、ポンドドルなど多くの通貨が値動きが激しくなる時間帯です。ロンドン時間だからといって、日本円が動かないわけではなく、むしろ避難通貨として買われたりすることもあるので、すべての通貨が大きく動きやすい時間のため、初心者は注意が必要といえます。また、21時以降には多くの経済指標も発表されることも多く、値動きが極端に変化することもよく見られます。トレンドも出やすい時間帯といえるでしょう。

5. ニューヨーク時間

アメリカ

ニューヨーク時間は、夜22:00~翌朝7:00頃の時間帯を指します。
ロンドン市場とニューヨーク市場がともに開いているため、市場参加者が多く、重要な経済指標などの発表も多いことから、ロンドンの市場の次に活発な動きを見せます。日本の多くのサラリーマンが帰宅後の時間である、特に21:00~夜中2:00頃が一番活発な時間帯といえるでしょう。大きな資金を使って取引する投資家なども多数参加しているため、トレンドが発生しやすくなります。

さらに、この時間帯に発生したトレンド相場は比較的長く続く傾向があります。2時を過ぎると、流動性が少しずつ低下して、ゆっくりと落ち着いた動きを見せていきます。ロンドン市場と違って、トレンド転換も多く、いわゆる「だまし」が多くなるのもこの時間帯です。初心者は大きな損失を出さないためにもまずは短期的なトレードに徹して資金管理をうまくすることが大切です。

6. 最後に

ここまで、それぞれの取引時間帯についてご説明してきました。
24時間FXの取引ができますが、時間帯によって大きく特徴があることに気づいていただけたでしょうか?FXにおいては、基本的に値動きがなければ利益を出すことができません。

日中は比較的値動きが少ないですが、リスクも低い分リターンも見込めない部分があります。やはり、FXの取引を行う時間帯のメインとなるのは、やはり夕方~深夜にかけてとなります。特に、ロンドン・ニューヨークの市場がオープンしてから2~3時間はチャンスが多いので、取引量が少なくても多くの経験を積み重ねてみてください。まずは、自分の生活リズムに合わせて無理のない時間帯で取引を行ってみましょう。