TwoStep「コツコツ系FX」ありだと思います。〜FXや自動売買(EA)で資産運用をするための総合情報サイト〜
おすすめ書籍

デイトレード

投稿日 : 2020年5月19日

本記事では、多くの有名トレーダーも推薦し、勝てているトレーダーのほとんどが読んでいると言っても過言ではないバイブル的な有名本、オリバー・ベレス著「デイトレード」をご紹介していきます。

本記事の内容

1. どんな本なの?

shutterstock 437858659

この本は、プリスティーン・キャピタル・マネジメント社の共同創業者でもある、オリバー・ベレス、グレッグ・カプラによって書かれ、アメリカで2000年に出版されました。日本では2002年に翻訳されて出版。比較的古い書籍にもかかわらず、現在も多くの有名トレーダーが各所で推薦されている、トレーダーのバイブル的な名著です。

本書では、「テクニカル分析」や「手法」が書かれているのではありません。いつの時代においても変わらない、どの相場にもあてはまる普遍的な重要な「思考」や「心構え」などのトレーダーにとって必要不可欠な考え方を学ばせてくれます。投資を始めたばかりの人はもちろんのこと、経験者やなかなか勝ちにつながらない人にも、何度読み返しても多くのことを気づかせてくれるので、おすすめできる1冊となっています。

株式投資を中心に書かれていますが、もちろんFXや他の投資にもつながる内容がぎっしり詰まっています。トレードにおける重要なことは、手法や小手先のテクニックではなく、いかにメンタルが重要であるかが実感できる内容です。序論には、【「正しいトレーディング」とは「正しい思考」の結果である。】と語られています。

2.トレードにおける大事な教えが凝縮

無題のデザイン5

この本は、大きく以下の9章にわけて、わかりやすく詳しく語られています。

デイトレードの構成
  • 第1章 トレーディングの勝者への誘い
  • 第2章 優れたトレーダーへの精神修行
  • 第3章 「逆境」と「損失」
  • 第4章 真の勝者を目指すトレーニング
  • 第5章 トレーディングにおける7つの大罪
  • 第6章 熟練トレーダーへの道
  • 第7章 究極のトレーダーの秘密
  • 第8章 10の教訓
  • 第9章 究極のトレーダーからの最後の言葉

総じて語られているのは、「トレードにおける正しい思考」。トレーダーとして大事なのはメンタルであることの重要性を説いています。特に今回はこの中から、重要な内容や印象に残った内容をまとめてみました。

「正しいトレーディング」とは、正しい「思考」の結果

「私の考えでは、「正しいトレーディング」とは、正しい「思考」の結果である。本書が最初に取り組むことは、読者の心に変革をもたらすことである。読者のマーケットの見方、考え方を変えることである。」

トレーダーとして成功するためには、テクニカル分析や手法に走るのではなく、「正しい思考」を身につけることが大切であり、それがなければどんな方法でも成功することはないことを繰り返し、様々な章で述べられています。トレードの世界は、思っている以上にこの思考・メンタルが重要になります。

よく、トレーダーが同じ手法を使っても「勝てるトレーダー」と「負けるトレーダー」がいる。と言われます。それは、その人それぞれの「思考法」が違うため、その結果も変わるのです。

たとえ、有名トレーダーの優位性のある手法を知ったとしても、それを使う人物にこの「トレーダーとしての思考」が身についていなければ負けてしまうのです。トレードに対する意識を変えることが勝てるようになるための第一歩です。

負け方を学ぶ

「初心者は損失をしない方法を学ぶ。しかし、損失を受けるのは回避できない。いかに損失を低くできるかを学ぶことが大切である。勝つ方法より、負け方を学ぶことで自然と勝てるようになる」

私も経験から最も共感できる一文です。本書では、損失は回避できないものであり、いかに損失を低くするかが大切であることが述べられています。

初心者や経験が浅いトレーダーほど、欲が出て大きなリスクをとるトレードをしたり、損切ができない心理状態になったりします。勝てるトレーダーは、「利益がどれぐらい得れるかよりも、損失をいかに少なくできるか」に重点を置いています。

取引をしていると、心理的な様々な変化があると思います。利益が出ていれば、「そろそろ利益確定してしまいたいな…」とか、含み損があると、「もう少し、様子を見よう。もしかしたら損が減っていくかもしれない」など…

このとき、間違った思考をして行動をしてしまうと、典型的な負けるトレーダーになってしまいます。一般的に投資の世界で言われるプロスペクト理論に通じます。詳しくはこちらの記事も見てみてください。

うまく勝つかではなく、いかにうまく負けるか

これが大事なんですね。
トレーディングにおけるやってはいけない7つの大罪として、以下が紹介されています。まずは、負けないようにするために、やってはいけないことをトレードにおいてしないようにしましょう。
7つの大罪
  • 損切りできない
  • 利益を勘定する
  • 時間軸を変更する
  • より多くを知ろうとする
  • 過度の自己満足におちいる
  • 間違った勝ち方をする
  • 正当化

トレード記録をとることの重要性

「トレーダーにとって最も価値のあるツールは、巧みなマーケット指標でも魅力的なトレーディング手法でもない。簡素ではあるが効果の大きい、損失を記録した日誌である」

本書でもこのように書かれていますが、トレードすると必ずと言っていいほど、様々な心理的な変化があります。大切なのは、どこでエントリー/エグジットしたかだけでなく、その時の心理と思考を記録することです。

人の記憶は簡単に忘れやすく、記録として残しておかないと、その時どんな心理であったのか振り返ることができません。私も、初心者の頃から記録をつけていくことで、少しずつ成長することができました。自分の性格を把握し、どんなトレードが自分に合っているのか、経験を通しながらわかっていくと思います。特に、負けたトレードの反省をしっかりしてみてください。何か発見があると思いますよ!

まとめ
  • ①「正しいトレーディング」とは、正しい「思考」の結果
  • ②勝つ方法より、負け方を学ぶ
  • ③トレード記録をとることは大切