TwoStep「コツコツ系FX」ありだと思います。〜FXや自動売買(EA)で資産運用をするための総合情報サイト〜
おすすめ書籍

投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識

投稿日 : 2020年5月14日

本記事では、世界一の投資家ウォーレン・バフェットが「極めて稀に見る、実益がある本」と推薦する、ハワード・マークス著「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」をご紹介していきます。

本記事の内容

1. どんな本なの?

shutterstock 437858659

この本は、世界最大級の投資運用会社オークツリー・キャピタル・マネジメントの共同創業者兼会長でもある、ハワード・マークス氏が自らの「投資哲学の声明文」と称した書籍で、ウォーレン・バフェット氏を始め、セス・クラーマン氏、ジェレミー・グランサム氏、ジャック・ボーグル氏など世界の投資家に称賛されています。

本書では、ハワード・マークス氏の投資哲学(20の教え)が述べられており、1つ1つの教え自体は、投資における重要かつ基本事項でありながら、投資の難しさに加えて、その中で大切にしなければならない「大切なこと」を知ることができます。

株式投資をしている方には、特に必ず通るべき1冊なのではないでしょうか。本質的価値を下回る割安な価格で買うための心得をまとめた、バリュー投資家には必見の一冊です。

本書の序論に「投資を確実に成功に導くレシピは乗っていない。ただ、投資家が適切な判断を下し、そしてそこかしこに待ち受けている落とし穴を避けるのに役立つであろう思考方法を紹介しているだけだ」と述べられています。

投資がいかに複雑であるかということを明確にすること。さらに、リスクを限定的にできるかについて特に記述されています。投資を長く続けるために大事な教えがたくさん詰まっていますので、ぜひ読んでみてください。

2.ハワード・マークスの20の教え

無題のデザイン5

この本は、タイトルにもあるように20の教え(項目)が各章で詳しく説明されています。

20の教え
  • 1 二次的思考をめぐらす
  • 2 市場の効率性(とその限界)を理解する
  • 3 バリュー投資を行う
  • 4 価格と価値の関係性に目を向ける
  • 5 リスクを理解する
  • 6 リスクを認識する
  • 7 リスクをコントロールする
  • 8 サイクルに注意を向ける
  • 9 振り子を意識する
  • 10 心理的要因の悪影響をかわす
  • 11 逆張りをする
  • 12 掘り出し物を見つける
  • 13 我慢強くチャンスを待つ
  • 14 無知を知る
  • 15 今どこにいるのかを感じとる
  • 16 運の影響力を認識する
  • 17 ディフェンシブに投資する
  • 18 落とし穴を避ける
  • 19 付加価値を生み出す
  • 20 すべての極意をまとめて実践する

今回はこの教えの中から、特に私が印象に残りお伝えしたいことをまとめてみました。

バリュー投資のすすめ

「資産を本質的な価値を下回る価格で買うことが最も信頼性がある」

「本質的価値を正しく推計することは、感情に流されない着実な投資、利益を生み出す可能性の高い投資に不可欠な土台なのだ」

ハワード氏は、バリュー投資を勧める投資家・経営者の一人。割安な資産を買い、適正な価格に向かって株価が上昇することで大きな利益につながると強く述べられています。

特に、株式投資の世界では、質の高い商品を見つけることは簡単にできますが、本質的な価値を見抜いたうえで、割安な商品を探すことははるかに難しくなります。その見抜く目を養い、違う視点で分析する必要がありますね。

心理的要因の悪影響をかわす

「強欲と楽観主義が組み合わさるたびに、人々は高いリスクをとらずに高リターンを狙う戦略を採用する。人気の証券を高すぎる価格で買う、すでに過大評価されている資産をまだ値上がり余地があると見て保有し続ける、といった行為を繰り返す」

10章に紹介されている「心理的要因の悪影響をかわす」では、投資家の心理状態や行動がどのようなもので、それが市場にどのように影響を与えるのか、そして再度、本質的価値を強く意識することの重要性がまとめられています。

欲や恐怖、過去の意識や、多数派に同調してしまう傾向など、様々な意識を私たちに与えてきます。心理的要因がいかに投資に重要であり、大きな過ちを犯す原因になるかを詳しく説明されています。

自分の予測ができない方向に相場の価格が動いたり、思ったような動きにならず損切りしてしまった後など、感情的になってしまい、本質的な価値を見抜けずに高い価格で買ってしまったり、過大評価されてしまっている銘柄を選んでしまったりするものです。投資には、常に「冷静な行動」と「本質的な価値の意識」が大切です。

我慢強くチャンスを待つ

「良いチャンスはつねにあるわけではなく、あまり動かずに状況を見極めることが時として最善策になるということだ」

投資はチャンスがくるまで待つことも重要なこと。よく「待つも相場」といわれますよね。この意識がないと毎日取引をしまう「ポジポジ病」といわれる状態になってしまったり、根拠のない取引をしてしまいがちです。

取引できるポイントは、そういつも現れるわけではありません。長中期投資の場合、絶好のタイミングが週1回や月1回のこともあり得ます。その機会をじっくりと待つ力も必要なのです。

落とし穴を避ける

「素晴らしい投資成績をめざして努力するよりも、損失を回避することの方が重要だと主張している」

この本で、すべての投資通じる格言だと感じた一言です。相場の世界では、何が起こるかわかりません。いつ何時大きな変化が起こるかわからないのです。未来の状況を予測し、最悪の場合でも対処できるような準備、対策を怠らないようにすることが大切です。

FXの世界でも同じといえるでしょう。目先の利益を求めるがゆえに、大きな取引量で勝負しギャンブルトレードになって最終的に退場するのがオチです。「まずは負けないことに徹すること」これがほんとに大切だと、改めて考えさせられます。

まとめ
  • ①資産を本質的な価値を下回る価格で買うことが最も信頼性がある
  • ②本質的価値を強く意識すること
  • ③我慢強くチャンスを待つ
  • ④損失を回避することの方が重要